日々の泡沫2009.05.04 パソコンライフ近況

昨年10月にノートパソコンを新調しまして、HP(ヒューレット・パッカート)のdv6700という機種なんですが、メモリを4GB積んで10万円を切る値段で買えて、いい時代になったものだと感動したものですが、人の欲望とは果てしのないものでして、最新のパソコン事情に触れてみると、どうせならグラフィックカード搭載モデルにしたかった、とか64BITOSってどうなんだろう?とか逆に欲望が刺激されて、ついつい他のものを見てしまいますね。性格的にどうしても機械系は一番いいスペックのものを基準に比較してしまい、半端なものを買うと後から後悔してしまいそうで、これが嫌でこれまで自分では10年くらいPCを選んで買うことをしなかったのですが、今回見事にそのパターンにはまってしまいましたw。いや、dv6700自体は気に入って使ってるんですけどね。

そもそも、パソコンなんて今でこそありふれたツールですが、僕にとっては結構思い入れというか執着の深いアイテムで、中学時代、光栄の歴史シミュレーションゲームがパソコンでやりたくてパソコン雑誌を眺めて、その当時40万とか30万したPC9800シリーズとかを見てはため息をついていました。初めて買ったパソコンらしきものは高校時代、FM-TOWNSのほぼゲーム専用の下位互換機、マーティーでしたが、CD-ROMがあまりにも読み込みが遅く、お金を溝に捨てたようなものでした。大学に入って、レポート製作に必要という大義名分ができ、NECのVALUSTERを買いました、Win95モデルで、これは速度にも不満なく、ほぼゲーム専用機と化していたものの(ちゃんとこれで卒論も書きましたがw)、大学在学中何の不満もなく使い倒すことができました。一度もオンラインにしたことはありませんでしたが。Windows時代に入ったものの、まだNEC信仰が生きていた頃で、またメーカー製ということに優位性があった時代ですね。確か14万くらいで買えて、CD-ROM、ハードディスクつきでこの値段で買えるなんて、と感動したものです。

しかし21世紀になると流石に最新のものに見劣りもし、そもそもCD-Rすら焼けないので2台目を物色しはじめ、OS、モニタなしで5万円以下で買えるガレージメーカー製のものを購入。すぐに故障してメーカー送りになったりもしましたが、CD-Rが焼けるのが嬉しくて自作コンピレーションアルバムを焼いては友人にあげたりしていました。

この頃まで、ネットはほぼ研究室や実家でしか使えませんでしたが、不満はありませんでした。現在ではネットにつながらないことがあるとすぐ欲求不満になってしまうのですから、贅沢なものですね。

その後お下がりのXPモデルのノートパソコンを手に入れ、ネットサーフィンがしやすくなってから、インターネットへのアクセス頻度は飛躍的に多くなり、こうやってブログとかも書くようになったのですが、逆にやりたいゲームなどは減っていて、総体的にはPCの利用価値というか機能の有効利用率も減っている気がしますね。僕はデータ重視のシミュレーションゲーム好きなので、最近の3Dとかオンラインのゲームには興味を持てないのです。昔はシミュレーションゲームといえばパソコン、パソコンならではのジャンルという面もあって、それがパソコンに憧れるようになったきっかけでもあったので、興味を持てるタイトルが減ったのは悲しいのですが。と、いいつつ現在もサッカーシミュレーションを常時起動しながらやってますけどw。

現在使用しているパソコンで、Vistaモデルになったのですが、当初は評判からもPC売り場で触ってみた印象からも、Vistaはかなり使いにくい印象があったので、あんまり駄目ならXPに戻そうかとも思っていたものの、使っているとまぁ確かに不満もありますが、主にスリープ機能が便利なこともあり(XPでも利用できない機能ではないみたいですが)、馴れるとXPには戻れませんね。色々いわれていますが、VISTAの要求スペックが高かったお蔭で市販のPCの性能が上がり、パーツの価格が下がって、高性能パソコンがより手に入れやすくなったという面も大いにあると思いますし、グラフィックカードなんてVistaが出なければゲーマー御用達のパーツのままで、こんなに普及することはなかったんじゃないでしょうか。まぁOSなんてものはビジュアルに凝る必要はなく、軽くて堅牢であればいいというのはそうでしょうが、VistaGPUの性能が重要になったのはビジュアルを派手にするためばかりでなく、CPUの負担を軽減するためでもあるようですし、考え方の方向性としてはこれもありかと。

しかし、問題はもうすぐWindows7が出ちゃうことなんですよねぇ。Vistaと大して変わってないみたいですが、そうはいっても色々改善されている部分もあるようですし、こんなに急に旧世代機になっちゃうのは、ちょっとへこみますねw。パソコンの性能的には32BITが主流である限りXPからVistaのときのような飛躍的かつ急激な向上とプライスダウンが起きることはなさそうな気がしますが(むしろ小型化優先で性能的にはダウンしたものが増えそうな気がします)Vistaと7の関係性からいって、せめて3000円くらいでアップグレードさせてくれてもいいのになぁ。

結構PCのメモリ増設とかのアップグレードについての話題を見るとわくわくする性格なので、やっぱりノートPCはそういう点でちょっと物足りないですね。いつかはデスクトップパソコンで超リッチでいじりがいのあるものを手に入れるのが夢ですが、現実にはデスクトップパソコンなんか持っててもサイズ的にも使い勝手的にもよくないし、ずっと自宅にいれる仕事ならともかく、あんまり現実的な選択肢じゃなくなっちゃいましたね。リモートデスクトップのような機能が更に進化してくれれば、高性能な自宅の親機の内容をどこでも小型の子機で快適に利用できるような夢の時代も来るのでしょうが、現状を見るとまだ先かなぁ。進化の方向性としては確実にそっちに向かってると思いますけどね。