4-3-3はつまらない

今回のワールドカップは各国代表ほとんどが4-3-3(4-1-2-2-1)のフォーメーションを採用しているようです。他のフォーメーションの国あるんでしょうか?

このフォーメーションはリスク回避的な意味合いがあって、まぁ早い話が運動量の多い選手さえ起用すれば守備はそこそこ機能するわけです。なので、コンビネーションの熟成が図りにくい代表チームで消極的動機から多く採用されるようになるのは当然の流れなのでしょうが、反面攻撃が2、3の選手の創造力任せになりがちなので、攻撃を組み立てるシステマティックな美しさがない。また、ひとりで数人分の運動量のある鉄人でもいればいいのでしょうが、そうでなければチームが汗かき役だらけになってしまい、下手するとワントップの典型的なセンターフォワードを起用することすらできない。するといわゆるゼロトップと称されるような、運動量もあるテクニシャンタイプ一人に攻撃を頼らざるを得ないような羽目に陥るわけです。まさに今の日本代表のような状況ですが。

こういうサッカーが主流になったからこそメッシやクリスティアーノ・ロナウドのような選手がゴールも量産するスーパースターになれる時代なんでしょうが(僕は2トップが多彩な攻撃の形を見せてくれる4-4-2のシステマティックなサッカーが好きだったし、現在のサッカーは退行してると思うけれど)。すでに書いたようにかなり消極的な、まさに今の岡田監督のようにほとんど万事休した監督の最後の逃げ場でもある(勿論オランダ代表のように一貫してこのシステムを熟成させてきた結果、チーム全員が汗をかきかつ攻撃のアイデアを持つチームもありますが)このシステム、ただでさえ退屈な時間が多いのに・・・・。

特に日本代表みたいな前線が伸び切ってホンダひとりがうろちょろしてるようなのを見ると、非常につまらないし、情けなくなる。何の面白みもないサッカーだ。僕は聞きたい。こんなサッカーのどこに魅力があるんだ?

1試合くらいならいいですよ。でもパラグアイ相手にこんなにドン引きとかさぁ・・・・(馬鹿にしてるわけじゃないですよ。でもドン引きできるレベルの差だということだ)。アホじゃねえの?こんなんで運よく一試合くらい多く勝ちあがれたからってお金以外に何が残るんだ?韓国のウィングの笑っちゃうくらいの攻め上がりみたいにスタイルを確立できるのか?何で森本試すくらいのリスクを冒せないんだ??

こんなんで延々馬鹿騒ぎしてるテレビ観てるとムカムカしてくる。何回リプレイばっか流してんだ。別に日本代表だけがワールドカップちゃうわ。

あーあ、冷静に書くつもりだったのに同時進行であんまり下らん試合やっとるんで脇道にそれてしまった(-.-。