インテル6シリーズチップセットリコール
インテル出荷停止 国内メーカー影響
産経新聞 2月2日(水)7時57分配信
米半導体最大手インテルは1月31日、パソコン向けの部品に設計ミスがあり、出荷を停止したと発表した。これを受け、東芝やNECなどの国内メーカーは、問題のあった部品を搭載しているパソコンの出荷停止や発売延期などの措置を余儀なくされており、春商戦への影響も懸念されている。
設計ミスがあったのは、1月に発売した最新の超小型演算処理装置(MPU)と組み合わせて使う「チップセット」と呼ばれる半導体部品。インテルによると、時間がたつと品質が劣化し、ハードディスクなどの性能に悪影響を及ぼす恐れがあるという。部品の設計ミスは修正済みで2月下旬から再出荷する予定。
これを受け、NECは1日に発表した新製品のうち一部の機種について、発売日を未定とし、当初想定よりも遅れるとの見通しを明らかにした。また東芝は販売を始めていた2機種の出荷を停止したほか、富士通も影響について精査中としており、各社とも対応に追われている。
最終更新:2月2日(水)13時24分
産経新聞
引用ここまで
はい、ばっちり直撃です、マイニューパソコン(><。この記事では明記していませんが、インテルは既に販売済みの製品についてもリコールを呼びかけると見られ、国内BTOショップではすでに対応を開始したところもあるようです。
当面は普通に使い続けても支障はないということらしいですが・・・・。リコールも大企業で独占的なシェアを誇るインテルにとっては大した打撃ではないのかもしれませんし、百歩譲って消費者もそのうち対処してもらえるならいいとしても、販売側は大打撃でしょうね。気の毒で仕方ありません。
専門的なことはよくわかりませんが、
IntelのCougarPoint(6シリーズ)チップセットのSATAバグ詳細
http://www.anandtech.com/show/4143
3Gbps SATAポートにクロックを供給しているPLLの経路のトランジスタに与える電圧が高過ぎたためリーク電流が想定以上になり、トランジスタのばらつきによっては リークが増大して行き最終的にはSATAポートの破壊に至る。
6Gbpsポートは別のPLLでクロックを供給されているので問題は起こらない。
問題のある6系チップセットはB-steppingであって、A-steppingは問題ない。
しかし出荷されているのはすべてB-steppingである。
問題のあるトランジスタへの電力供給をカットするという方法で修正した、
おそらくC-steppingになるであろうものが準備されている。
引用ここまで
ということで、もうちょっと設計に余裕を持たせてやれば防げるような類の問題なのではないかと思うのですが。現に、市場には出回っていないおそらくメーカーへの評価版であったと思われる初期ロット(A-stepping)では問題がないということであれば、すなわち、一般販売のためのコストカットの過程で生まれた問題ではないのかな、と思えるわけです。防ぎようのない事態というわけではなかった。やらずもがなのコストカットの結果であったとすれば、あまりにもお粗末だし、メガ企業インテル様ともあろうものが、そんなコスいことやっててどうすんの、という気にもなります。
結局、消費者ではなく株主の方の顔色ばかり窺って、無理にでも定期的な新商品のリリースをし続けなければならない、そういったスパイラルがどんどん品質や信頼性というものを犠牲にしていっている。それで一番損をするのは小売なんですよね。実業が割に合わなさすぎて、やってらんないですよね。
産経新聞 2月2日(水)7時57分配信
米半導体最大手インテルは1月31日、パソコン向けの部品に設計ミスがあり、出荷を停止したと発表した。これを受け、東芝やNECなどの国内メーカーは、問題のあった部品を搭載しているパソコンの出荷停止や発売延期などの措置を余儀なくされており、春商戦への影響も懸念されている。
設計ミスがあったのは、1月に発売した最新の超小型演算処理装置(MPU)と組み合わせて使う「チップセット」と呼ばれる半導体部品。インテルによると、時間がたつと品質が劣化し、ハードディスクなどの性能に悪影響を及ぼす恐れがあるという。部品の設計ミスは修正済みで2月下旬から再出荷する予定。
これを受け、NECは1日に発表した新製品のうち一部の機種について、発売日を未定とし、当初想定よりも遅れるとの見通しを明らかにした。また東芝は販売を始めていた2機種の出荷を停止したほか、富士通も影響について精査中としており、各社とも対応に追われている。
最終更新:2月2日(水)13時24分
産経新聞
引用ここまで
はい、ばっちり直撃です、マイニューパソコン(><。この記事では明記していませんが、インテルは既に販売済みの製品についてもリコールを呼びかけると見られ、国内BTOショップではすでに対応を開始したところもあるようです。
当面は普通に使い続けても支障はないということらしいですが・・・・。リコールも大企業で独占的なシェアを誇るインテルにとっては大した打撃ではないのかもしれませんし、百歩譲って消費者もそのうち対処してもらえるならいいとしても、販売側は大打撃でしょうね。気の毒で仕方ありません。
専門的なことはよくわかりませんが、
IntelのCougarPoint(6シリーズ)チップセットのSATAバグ詳細
http://www.anandtech.com/show/4143
3Gbps SATAポートにクロックを供給しているPLLの経路のトランジスタに与える電圧が高過ぎたためリーク電流が想定以上になり、トランジスタのばらつきによっては リークが増大して行き最終的にはSATAポートの破壊に至る。
6Gbpsポートは別のPLLでクロックを供給されているので問題は起こらない。
問題のある6系チップセットはB-steppingであって、A-steppingは問題ない。
しかし出荷されているのはすべてB-steppingである。
問題のあるトランジスタへの電力供給をカットするという方法で修正した、
おそらくC-steppingになるであろうものが準備されている。
引用ここまで
ということで、もうちょっと設計に余裕を持たせてやれば防げるような類の問題なのではないかと思うのですが。現に、市場には出回っていないおそらくメーカーへの評価版であったと思われる初期ロット(A-stepping)では問題がないということであれば、すなわち、一般販売のためのコストカットの過程で生まれた問題ではないのかな、と思えるわけです。防ぎようのない事態というわけではなかった。やらずもがなのコストカットの結果であったとすれば、あまりにもお粗末だし、メガ企業インテル様ともあろうものが、そんなコスいことやっててどうすんの、という気にもなります。
結局、消費者ではなく株主の方の顔色ばかり窺って、無理にでも定期的な新商品のリリースをし続けなければならない、そういったスパイラルがどんどん品質や信頼性というものを犠牲にしていっている。それで一番損をするのは小売なんですよね。実業が割に合わなさすぎて、やってらんないですよね。