The Song is You

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 ウッドストック、といえば、<愛と平和の音楽の祭典>、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング

やらジャニス・ジョプリンやらジミ・ヘンドリックスザ・フー錚々たる顔触れが参加した1969年のロ

ックイヴェント(或いはピッピーによるドラッグとセックス、ロックンロールのお祭り騒ぎ)がすぐに思

い浮かびますが、ジャズの方でもウッドストックジャズフィスティヴァルなるイヴェントが1981年に行わ

れていたらしいです。このCD"The Song is You"はそのイヴェントのライヴアルバム。


 本家(?)のウッドストック・フェスティヴァルに比べて、 観衆は1600人と控えめ(69年のは40万人

以上動員とか)。収録されてるパフォーマンスのアクトも、僕が知ってるのはチック・コリア位です。ま

あこれはただ無知なだけなんでしょうが(笑)。他のアクトはAnthony Braxton(アルトサックス)、Jac

-k De Johnette(ドラム)、Lee Konitz(アルトサックス)、Pat Metheny(ギター)、Miroslav Vitous

(ベース)、とのことです。この中におい、こいつ大物だぞ、というひとがいましたら是非お教えくださ

いませ。


 CDの発売元はイタリアのレーベルらしく、非常に海のものとも山のものともつかない代物なんですが

(まあタ○レコで試聴機で聴けるんだから結構メジャーなんでしょうけど)、

「喇叭が唸りまくっててぇ、太鼓がズコズコバキバキでぇ、ウッドベースがズンズン響いてくるのが聴き

てぇ」

と、ふらふらタ○レコを彷徨っていたところ、試聴してみて、そんな感じに近いパフォーマンスが含まれ

ているみたいだったので購入。ついでにポイントが満点になったのでクリームのDISC2がライヴベストに

なってる2枚組編集盤をゲット。どっちかってえとこっちのポイント満点にするのが狙いだったりして

(笑)。


 こういう非常に安易な経緯で入手したアルバムですが、なかなかいいです。CD1はハードバップ~フリ

ージャズ系?の激しめの演奏、CD2はチック・コリアのピアノメイン、つうかチック・コリアの曲ばっか

入ってんじゃん、って感じなんですが、専ら今の気分では1枚目がなかなかツボに近いです。


 'All Blues'ってタイトルがついたパフォーマンスが入ってるんですが、マイルス・ディヴィス"Kind o

-f Blue"の1曲目'So What'がフューチャリングされてます。タイトルからして他にも元ネタが多数ありそ

うなんですが無知なのでわかりません(涙)。この演奏が結構いい感じです。原曲?'So What'よりモダ

ナイズされてる分聴きやすいし、改めて他のひとの演奏で聴くとキャッチーだなあ、とわかります。