暑い男だぜ伊東

 いや~西口、つくづくクールに見えて意気に感じる男だね!

 昨夜は結果的に若い涌井投手が伊東監督の目先の勝利よりもかれの成長に掛ける気持ちに応えることのできなかった試合となってしまいましたが、西口投手も、松坂投手も何度もこういう苦い経験を重ねてきて今があるのです。

 誰よりも選手のことを気に掛けているのは監督です。ショック療法を受けてながら、選手たちもそれにどう応えるかをまだまだ危なっかしいやり方ながら見せることができたのではないでしょうか。

 人間はいつでも他人や自分の期待に充分に応えることはができる訳ではありません。どんなに真剣に思おうと、手抜きなしで生きようと、駄目なときは駄目なのです。それが監督のような立場の人にとっては期待を掛ける対象が集団であることから胃の痛くなるような悩みにもなり、時には無心の喜びにもなり得るのでしょう。

 血へどを吐くような場面もありましたが、予想されたよりもずっといい形で前半戦を終えることができたライオンズ。一ファンとしては、選手、スタッフの皆さん全員に惜しみない拍手を送りつつ、後半戦の更なる敢闘を祈りたいと思います。