なんてこった!怒りがわいてきた・・・・・。

 原子力開発にひとりで勝手に反対表明したこの記事に対し、親切にコメントをつけてくださった方々がおり、今日までやりとりを続けさせていただいてきたのだが、その中で、僕はあえてコメントして下さる方の意見のみを見て、自らネットなどでソースを探すことをほとんどしなかった。

 僕の生半可な知識で急いで探してきてこういう数字、例もありますが・・・・・。といってみるような間抜けなことはしたくなかったし、不正確なソースをつかんで知らず知らずいわゆる偏見に満ちた意見の代弁者となるのが嫌だった。一応コメントしてくださる方の主張をある程度常識的共通認識と認めた上で返答させていただいていた。

 でも、やっぱりこんなヒヨっ子が関わっていては遣り取りは行き詰まる。仕方ない、色々教えていただいたので、自分でそれをもとに調べてみることにした。

 なんてこった・・・・・・。日本の原子力開発ってのは、ここまで愚かしいものだったのか・・・・・。怒りが沸いてきた・・・・・・。



 皆さんの大部分は危険性は<ある程度>あっても、現実に原子力に代わるポスト石油のエネルギー資源としては第一候補とならざるを得ない、と考えられているのだと思います。これは各種意識調査の結果からも推測できます(資料1)。

 僕もこれまでは似たような感覚を抱いていました。しかし、日本においては原子力のエネルギー源はウラン、プルトニウムを第一に考えられてきており、そして実質的には現状それしか前提にしていません(資料2資料3資料4)。

 しかし、ウラン、プルトニウムは運用効率、安全性、コストなどの面から、これから先100年のエネルギー源としてふさわしくないとの科学的見地からの意見が多い(こちらのサイト様http://env01.cool.ne.jp/index02.htmやこちらのブログ様http://10767277.at.webry.info/に詳しい )。

 つまり、原子力といっても他にも主力資源として候補がある中で、日本はどういうわけかすでにエネルギー資源としての将来性が薄いものに異様に固執している。国や事業体はそういった科学的データを曖昧にした「二酸化炭素の増加防止」「日本のエネルギー自給率上昇」という、相対的にはウラン、プルトニウムの他の石油に対する代替電力からの優位性を証明するものではない売り文句を、あえて前面に押し出すことで、ウラン、プルトニウム利用の原子力エネルギーが優越する要素のように見せかけている、としか読めません。

 正確に言えば、ウラン、プルトニウムが国や事業体の謳う安価で、効率的なエネルギー源となるには、高速炉や融合炉での利用が前提となりますが、これらはまだ世界のどの国にも技術的に実現していません。詰り、単なる可能性、希望的観測を元に語っている点で他の代替エネルギーと大差ないということであるようなのです。むしろ、日本においては既に40年の操業実績を持ちながら、現実的に石油の代替として有力といえるようなコストにはまったく近づいていないウラン、プルトニウムによる原子力発電は、すでにして余りにも多くの損益を産みだしてきている、ということではないですか?なんてこった!『シムシティ』で原発のエネルギー生産効率が優れていたのも嘘だったのか!!(あれは一応あの時点での未来が舞台だったが)

 ウラン、プルトニウムの有効性を疑問視する声に比べ、推進派の反駁は科学的根拠を前面に打ち出してておらず、むしろ国民の意識調査、海外の状況などといった、ウラン、プルトニウムの科学的見地以外の
周辺的要素を論拠にしているものが目立ちます。これは世間のイメージとは全く逆ではないですか?僕はこれまで騙されていた、と感じます。これではとても、<日本の>原子力が次世代エネルギーの第一候補として妥当だとは受け止められません。

 こりゃ一体、どうなってるんだ?俺は頭わりぃからよくわかんねえよ!誰か納得行くように説明してくれ!って感じです。プンプン!