おわび(ていせいはまだ・・・・)コメントの続き

「おわび(ていせいはまだ・・・)」(http://blogs.yahoo.co.jp/liki1978/42081817.html)という記事において、どうもコメントの投稿時にエラーが頻出するようになり、投稿限界数に達したのかも知れませんので、以後のコメントこちらの方につけさせていただきます。

 元記事を一応以下に転載いたします。



『おわび(ていせいはまだ・・・・)』



 昨日の記事「クロス ザ ルビコン」の中で六ヶ所村の核燃料再処理工場の排水放出について言及したのですが、誤った記述をしてしまい、これを指摘してくださった方がおられました。ありがとうございます。こんな細々としたブログでも記事を細部まで読んでくださる方がおられるということで光栄に感じます。同時に、適当なことは書いてしまわないように気をつけたいと思います。



 (いきなり緩んだ書き方になりますが)正直こういった理科系の問題については、僕のようなろくに勉強してこなかった人間が生なかに調べても手に負えない部分があります。精確な用語の用い方が難しいのです。ですから、非常に扱いにくい内容ではある訳です。

 ですが、やはりどうしても触れざるを得ない、という切迫感も一方ではあります。測定指標や単位は理解し切れなくても、やはり、原子力の運用自体がマズいと感じます。安全性は追求されてきているようですが、それだってデータとしてはまだまだ不十分でしょう。僕は科学技術というものを信じきることはできませんし、政治の世界の現実に過度に人間性を期待することができるとも考えられない。今は大丈夫なようでも、何十年か後、何世代か後に大きな災厄が表面化してしまう可能性を考えれば一方的に専門家の方々や政治家の方のいうことを鵜呑みにしていては怖いと思います。

 専門知識がないから、そういったことを動かしていく立場にないから、干渉しない、発言しない、というのが一番怖い。専門家、というのは多くの場合、中立ではなく、どうしてもある一方の見解、利益を代表する立場に立たざるを得ません。僕は極端なことをいえば、思い込みでも極め付けでもいいから、何か引っかかりを感じるのならそのまま流されるべきではないと思います。それは専門家であってさえ、あることが利益になる、という目算、目論見(思い込み)に加担しているのであって、決して真実の守護者であるとはいえないからです。勿論勉強は必要ですが、まずは勘でも何でも、ヤバいと思うことには立ち向かっていかなければ知識を得ることもできません。勿論クレームをつける側も何らかの利益代表団体であることは間違いありません(何らかの権威付けされたグループやひと、ものがそのような性格を持つことは免れません)。そういった利害関係に飲み込まれず、判断していければ最良でしょうが、あえてそれを利用しつつ状況に関わっていく、というチャレンジも危険はありますが、必要な勇気だと思います。

 時間はかかるでしょうが、僕もできるだけ勉強してこの問題についてはまた何か記事を書こうと思います。それでも、恐らく単純な事実誤認を数多く犯してしまうでしょうが、その際にはどんどんご指摘ください(この問題に限らず・・・・)。

 

 どうも今日は新しい記事にしてもコメントがどうしても跳ねられてしまうようなので、一応以下に白黒反転にして前のコメント欄最後のコメントの続きを書きます。読まれる場合は以下の空白行をすべて範囲選択してください。




こちらのサイト様にもhttp://www.hm5.aitai.ne.jp/~imachan/76.htm 「演繹的帰納法」が科学の方法と紹介されていますので、jcfさんが何を根拠に「事実を見る前から結論を決めてはいけない」と一般的常識とされることができるのか僕にはご発言からだけでは理解しかねます。僕が使った<前提の共有>とは、ある大問題(ここでは原発の是非)についてどのような切り口で議論するかという了解事項についてです。

「「エネルギー産出比」…原子力の産出エネルギーが、施設その他の建設や、燃料の採掘・精錬・加工等に要するエネルギーよりも小さいという仮定が理解できません。」
 一応僕のご質問にも関連する部分なのでコメントしますが、無宗教家さんのコメントや参照を促しておられるサイト様の文章をよく読まれましたか?としか僕にはいえません。同じ言葉の繰り返しになりますが、この仮定が誤っているのなら、科学的論拠をお示しください。

世論調査などの数を自らの優位の根拠にする」というのはきちんと主語を限定しなかったしなかった僕が悪いのでしょうが、jcfさんのコメントに関する言及ではありません。jcfさんのコメントに言及するときはきちんとそう書くようにしますね。

「結果として生まれうる風評被害には関心なし、と言うより、むしろ不買意識の誘導を目的としています。あまりに酷いと思われませんか」
 同意しかねます。

「事業者側の広報について…トーレ様の「強い力を持つ側ほど要求される説明責任を、彼らは果たしていないと思います。」と、無神論家様の「巨額の広告費用を用いて、テレビや新聞で、私たちを洗脳しようとしているのです。」を見ると、どう答えてよいかわかりませんが、「知りたい」と思う人には必要な情報が提供されるようにはなっていると思います。嘘を宣伝しているとも、重要なことを隠しているとも思いません。日本での情報公開は、まだ不十分かもしれませんが、昔と比べると格段に進んだことを実感しています。」
 無宗教家さんと僕の意見は一体ではありません。
 求める人に開示するのではなく、「高速炉がまだ完成していないこと」「現時点では見込まれる最大限のエネルギー効率をウラン、プルトニウムなどから得る手段が確立されていないこと(これについてはjcfさんは異論がおありかもしれませんが)」などを、自ら積極的に開示すべきです。原子力発電事業体のCM、ポスターなど見かけますが、「ご理解をお願いいたします」とは強調していても、そういった部分には積極的に触れていません。

「字数制限の中でURLを出すのは確かにつらいですが…資源エネルギー庁 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/energy-in-japan/energy2006html/index.html や、 電気事業連合会の説明 http://www.fepc-atomic.jp/ には、表現の問題はあるにせよ、嘘があるでしょうか」
 わかりません。jcfさんはご存知ですか?

「再処理のアクティブ試験も含め、最小限のリスクは払っても、技術力を高めておくべきという考えです。」
 お立場は了解いたしましたが、僕は反対の立場です。

「3人それぞれの立場や考えは、ほぼ理解しあえたのではないでしょうか。」
理解していただいたとは受け止めておりません。



今回は以上です。