社会ニュース「残業代なし1千万人に 労働時間規制見直し試算」
2006年11月9日(木)17:45
この制度は、1日8時間を超える場合は割増賃金を支払わなければならないとする現在の労働時間規制の対象から、年収が一定以上の人を外すというもの。時間でなく、成果に応じて賃金を支払いたいとする経済界の要望に沿ったもので、「400万円以上」は日本経団連が提案している。
一方、厚労省の毎月勤労統計による1人平均の年間残業時間156時間に加え、不払いの残業時間も年間240時間あると推定。計396時間に対象者の時給をかけて総額11兆6000億円、1人年間114万円が支給されなくなる計算になった。
安倍が推し進めようとしている<改革>は、小泉以上にあからさまで危険なものばかりです。危険とは何か、このままいけば誰も得はしないということです。
日本はあまり政治的な主張をすると敬遠されてしまう国民性を持つようですが、そんな閉鎖的な恥の意識にとらわれている場合ではありません。<かれら>は小泉の時代のひとをバカにした手法が通用したと見て、完全にひとを舐めはじめています。ここで闘わなければバランスを欠いた自己顕示欲はどんどんエスカレートしていく一方です。
20歳を過ぎたひとは選挙に行きましょう。現在の生活に不満があり、将来に苦しみを予感するのなら、我慢する必要はありません。<かれら>があなたの我慢している姿を見てご褒美をくれることなど期待できません。この国の将来を左右するひとびとが気にしているのは、社会でも人間でも歴史でもなく、かれらのちっぽけで矮小な自己満足を果たそうとする意識だけなのです。
その苦しみを生み出している根源を見極め、必要な反対票を投じてください。