コイツラいったいどこを目指しているのか?

サッカー日本代表次期監督 銭ゲバはNO 

デイリースポーツオンライン

 日本サッカー協会原博実技術委員長(51)が7日、次期日本代表監督の条件として「最初からお金、お金と言わない人」を挙げた。現在、チリ代表のビエルサ監督ら複数の候補をリストアップし、身辺状況や日本代表監督への興味などを調査中。「最終的にお金の話になるならしようがないけど、最初から言われると、こちらから断るかもしれないね。日本でやる、っていうのを第一に持っていてもらいたい」と話した。

犬飼基昭会長(68)は5日にW杯視察から帰国した際、新監督の条件として5つ(哲学がある。日本が好き。頑固じゃない。マスコミとうまくやれる。カリスマ性がある)の条件を提示。監督経験もあり、リストアップを一任されている原委員長は「まずはオファーがどういう中身か、何をするかが大事」という哲学を、条件に追加したい考えだ。

もちろん最終局面で条件闘争になる可能性はある。チリ紙によると、筆頭候補のビエルサ氏はチリからの続投オファーに加え、オーストラリア、アルジェリア、日本が狙う監督で、「今大会で株を上げた1人」(原氏)。必然的に相場が上がる可能性は高い。だが同氏はオファーの内容や仕事の環境を重視する学究肌タイプとされ“銭ゲバ”のイメージからは外れる。

岡田監督の年俸は推定1億円。代表監督としては比較的高額で、協会はジーコ監督に年俸2億円を支払っていたこともある。金がないわけではない。ただ志が重要。まずは日本で指揮を執ること自体に興味を持つ人材を探す。それが原氏の思いだ。
(2010年7月8日)

そんなことより先に、結局日本ってどんなスタイルのサッカーを目指してるの?っていう話ですが。

日本代表のサッカーは、トルシエジーコ、岡田(オシム)と、まったく前大会のスタイルを引き継いできていない。世界のその時々のトレンドを追いかけ続けるよりも、8年、12年と長いスパンでじっくりとスタイルを磨いていく方が、ある程度結果を度外視してもはるかに意味があるのではないでしょうか。

確かに、もしトルシエの3-4-1-2をそのまま、陳腐化の早い現在のサッカーシーンでやり続けてたって結果は出ないでしょう。しかし、育成の方針、考え方を含めた継続性というものがなければ、いつまで経っても付け焼刃の下らないサッカーを晒すだけ。

自国開催に向けて必死になっていた94-02当時に比べても、今の日本代表はプレイの質、組織共に劣化していると思うのですが。なぜフランスとのコネクションをつなぎ続けて、スタイルの深化を図らないのか、トルシエのスタイルで結果を出しつつあったのに、次はジーコで大人のサッカーだなんて極端に振れるのか、当時も疑問だったし、今でもわからない。

結局、あの努力は何だったのか。日本にサッカーを根付かせるための努力かと思ってたら、結局あれは、協会が権力の座に酔って殿様やってていいというお墨付き、既得権益を得るために、自国開催でメンツ立てることだけを目標にした戦いだったのか。その後の発言を見ても、そのためだったら気に食わないトルシエにもフランスサッカー協会にも我慢したけど、もう安泰だから意に染まないこっちの顔潰すような反抗的な奴なんか使う必要ない!といってるようにしか思えませんでした。

大体、要求の多い煩い奴は要らん、郷に入れば郷に従える奴じゃなきゃ嫌だ、価値観の合う奴じゃないと嫌だ、なんて、いかにも島国らしい閉鎖性というか、伝統的日本企業の経営側の幼児性丸出しの考え方。人柄を見ます!とかさ。笑っちゃう。本当に現場=ピッチ上のプレイの向上を望んでいるとは思えない。自己満足。監督や選手なんて下足番くらいにしか考えてないんじゃないか。どうせなら協会も4年ごとに白紙に戻して別の面子でやれば?