楽天梅雨入り?

VS楽天 ○6-3

 久々にテレビで野球観戦。見始めたときいきなりリードされてたんですが、正直このまま負けたとしてもあんまり実感が涌かなかったでしょう。
 楽天元気なさすぎ。
 なんかすごいどよーんとしてます。明るいのはフェルくらいでしょう。リードしててもあのじめっとした感じは、なんでしょう。何か野村監督が大元なのかなあ、という雰囲気もあります。打つ手もないのかもしれませんが、かつて97年の日本シリーズで見せた、あのいつでも神経戦を仕掛けられてこちらが自滅するようないやらしさ、重圧がまったく感じられませんでした。ちょっと心配です。去年の故仰木さんとは別の意味で、もう監督業は辛いのかも、とまで思えました。なんか執念が感じられないのが寂しいです。
 まあ、ライオンズとしてみれば、楽天がこのまま沈んでてくれた方がいいとはいえますが。今日は試合内容だけを見れば、ライオンズは打線はこつこつとつなぐことができ、投手も大崩れせず、非常にいいかたちをつくれていたのですが、相手があのまったく生気のないチームと考えると素直に喜べません。
 まあ、ライオンズにも打席ではひとりどよーんとしているひとがいましたが。細川選手、ちょっと重症みたいです。入団当時は打撃が売りで、どちらかというとインサイドワークが課題の選手だったのだと思いますが、周囲から悪い面ばかり指摘されて、すっかりヒットの打ち方というものを忘れてしまっているようです。今では守りとバントだけのひとに変身してしまっています。この打撃の方の自信の失いようでは、伸び盛りでのびのびとプレーしている炭谷君に対抗するのは難しいでしょう。プレッシャーがつきものの職業とは思いますが、打撃でも本来いいものを持っていただけに惜しいですね。今からではライオンズ名物コンバートでも打撃の復調は難しい気がしますし、これまでの捕手としての成長の努力が勿体なさ過ぎます。なんとかならないものでしょうか。
 今年は赤田君がすごく成長しているように見えます。かれは今年キャプテンに指名されましたが、やはり人間立場によって大きく変わることがあるのだと実感します。もともと頭がいい選手だったと思いますが、打席でも色んな場面で責任感が感じられ、それがいい結果につながっているようです。ライオンズではずっとこういう選手が不在だったのが不安定な成績につながってきたように思えます。このまま成績が伴ったかたちで活躍を続けてくれれば、ライオンズにとっては貴重な財産となってくれるでしょう。
 人間の生というのは、ちょっとした差の積み重ねで大きく変わってくるのがこの二人を見てるとすごく感じられます。