怪投グラマン!

 グラマン投手が一世一代の大仕事をやってくれました!約2ヵ月半振りの勝利を、1失点で今季初完投、しかも敵地で、という最高の形で飾りました。

 ホークスは和田投手を5回途中で諦めるというなりふり構わぬ采配で食い下がろうとしてきただけに、被安打8,2与四球も粘りのピッチングでかわしきったグラマン投手の働きはより光りました。完投のお陰で昨日の激戦でフル稼働したリリーフ陣を休ませることができたのも非常に大きいです。

 打線ではカブレラ選手、和田選手の4,5番がブレーキ役になってしまいましたが、佐藤、片岡、中島3選手の1,2,3番が非常によく機能しましたね。今季不調の佐藤選手をこの一戦で1番に起用した伊東監督の手腕には今日も冴えがありました。無安打でしたが、今季一軍初昇格で9番スタメン起用された水田選手も2得点と点に絡む働きを見せ、伊東采配大当たりですね。

 これでカブレラ和田両選手に当りが出てくれば物凄い打線になるのですが、逆に大砲の一発による<計算以上>の偶然的要素が絡まなかった分、監督としては自らの描いた想定通りに試合を運べた、今季最も手応えの得られた会心の勝利だったのではないでしょうか。