Forté Audio Model 5 Dual Channel Amplifer(パワーアンプ)

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 先週中古で手に入れました。

 かつてアメリカのオーディオメーカーThresholdのブランドのひとつとして、比較的安い価格帯の製品(飽くまでもハイエンドと比べたらの話ですよ(TT)を提供していたのがForté Audioのようです。ネットで僕のプリメインアンプのAmplifixのメーカーであるS.A.T.の総帥であったスウェーデン人BladeliusがかつてThresholdに在籍していたときに手掛けたブランドとの記述も見かけましたが、実際のところはどうなんでしょう?情報が少なくてわかりません(^^;。

 このアンプのスペック、製作年なども詳しくはわからないです。定格出力は100W×100W(おそらく8Ω)のようですが・・・。

 結構条件の良さそうな中古で出ていて、試聴させてもらったところなかなか気に入ったので購入してしまいました。ボディサイズはそんなに大きくなく、横に張り出した放熱ファンのようなものを除外すればAmplifixより一回り以上小さいです。

 Amplifixとは違い、軽やかでクリアなエッジの鋭いダイナミックレンジの広い音質というわけではなく、高域のきらめきなども抑え目な感じのようです。自宅でのリスニングではまだちょっと引き出せてないですが、お店での試聴では厚くて密度感がありながら鈍重になりすぎず、解像度も充分な中低域に旨みを感じました。同じ設計者の手になるものでこの傾向の違いが出ているとすれば面白いですね。ただ、おそらくマークレヴィンソンとかマッキントッシュとかとは異なる音なんじゃないかな~、と思います。ヨーロッパ的な音な気がします。そこの部分はAmplifixと通じると思います。

 将来的にAmplifixと組み合わせてバイアンプで使おうと目論んで購入を決意しました。ただ、手に入れてみるまでまるで想定外だったのですが、結構Amplifixとゲイン差があるんですよね~(アホ)。ブラデリウスさんの趣味なのか、Amplifix同様機能はシンプルにして最小限で、電源スウィッチしかついてないから出力調整もできないし(TT。とほほ・・・。実際の運用開始までは時間がかかりそうです。

 うまく調整できれば、音楽の種類によってはちょっとあっさりしすぎるAmplifixの表現力に深みを与えてくれるのではないかと期待しているのですが、どうなることか・・・。何とか使いこなしてやりたいものです。

追記

 まだバイアンプも試せないし、なんか躍動感のない音に感じてしまって今はシステムから外しています。Amplifixはさすがスカッとしたシンバル、ホーンの抜け、リズミカルさ、いいです。でも、やっぱりちょっとFortéの時にあった密度感がなくて物足りなさも感じてしまう・・・。Amplifixのよさを殺さないで何とかFortéの特徴を混ぜたいものです。