不定期連載 ハバロフスク旅行記①

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 昨年暮れ、ロシアのハバロフスクを訪問した。

 こういうことは大概ネットでは伏せるのが通例のようなので、用向きは伏せるがw、これまでハバロフスクには今回を合わせて8回行っている。だが、冬に渡航するのは今回で2度目だ。

 旅行、とはいっても観光とは微妙に目的が違うので、名所旧跡巡りなどはしない。というかできない。お金がないので・・・・・・。昨今、物価も上がっているし、円は安いわで、ロシアは俺のような貧乏人にはどんどん敷居の高い国になってきた。

 ハバロフスクへの定期便は新潟空港から出ている。青森からも出ているらしいが、さすがに利用したことはない。今回は地元から早朝の便の飛行機で新潟空港についたので、15時30分の発時間までは非常に長かった。やっと飛行機に乗り込んだと思ったら、そこからまた1時間出発が遅れた。ロシアの感覚は日本人と違う部分が多いのことはこれまでの経験からわかっていたが、飛行機の時間がこんなに遅れたのは意外と?記憶にない。新年の祭りの前でロシア人の旅客でほぼ満員だったことと関係しているのかもしれない。

 ハバロフスク便の飛行機は非常に古い機体で、30年くらい前から使っているそうだ。だが、機内アナウンスではたどたどしい日本語で「と・き(当機)は、最新の機体であり」なんてかましてくれる。素敵だw。でも、この会社の日本支部長だと思うのだが、いつもチェックインのときに見かける男性は、常に飛行場まで出てきて飛行機が飛び立つまで見守り、手を振ってくれる。日本にこんなことをするお偉いさんがいるだろうか。彼らは基本的に仕事とひとを愛しているのだと感じる。

 ハバロフスクの空港に着陸するとき、機内のロシア人客に拍手が広がった。隣席の若いロシア人女性(大阪で日本人と結婚していて、新年の里帰りだそうだ)が、

「今回は着陸のときに余りフラフラ揺れなかったからみんな拍手したのよ」

と教えてくれた。

 こういうところもロシアらしい。