巨人は嫌だな・・・・

お久しぶりです。で、いきなりひとによっては不快に思われる内容でしょうが、ご容赦を。


ネット環境がない頃はライオンズの試合の経過を知るために嫌々ながら巨人戦を見ることもそこそこあって、もう選手の名前を聞くのも嫌な程巨人アレルギーだったのですが、今ではセ・リーグの試合を観ることもほぼ皆無ですし、いくらジタバタしようが世間的にも巨人の存在感自体が無視できるレベルになってきたので、昔のように抑えきれないほどの嫌悪感は感じなくなってきてはいるのですが、今年はまたやってくれてるよ、という感じがします。

メイクレジェントだかなんだか知りませんが、こんな仕組まれたような茶番劇、本当に喜んでる消費者がいるのか?

かつての南海ホークスの名将、鶴岡一人は、

「ワシらは、別所引き抜きなど数々の巨人の横暴に堪えかねて、巨人のいないリーグをつくろうとしたのだ」

と語ったといいます。


僕などは、巨人が勝手に連盟脱退して新リーグをつくろうが何をしようが(ライオンズについていかれたら困るが)、プロ野球は存続できると確信しているのですが、何故かセ・リーグの球団は未だにその脅しに戦々恐々としているらしい。


常日頃の審判のあからさまな贔屓ジャッジだけでなく、この前のヤクルト戦などクルーンの投げているときに敢えて相手を助けるような采配が見受けられたし(ちなみにヤクルトの高田監督は巨人OB)、日本テレビが書いた<阪神との巨人本拠地三連戦を一大天王山にする>という筋書きがすんなりと現実のものになったのに久々に薄ら寒さを感じました。


無論、実力もあるでしょう(そりゃパ・リーグから実力者を散々引き抜きまくってれば)。しかし、例え裏取引などがないにしても、セ・リーグの球団、チームが巨人の無言、あるいはあからさまな恫喝に精神的に屈していることは否定できないと思います。巨人がいるリーグは不幸だ、つくづく思います。


大体、僕は88年、89年のあの近鉄フィーバーのトラウマから逆に本格的なライオンズファンになったようなところがありますので、野球を筋書きのある三文ドラマに書き換えようとするマスコミの圧力には辟易させられます。ファンの身勝手な妄想といわれるかもしれませんが、マスコミの安易なお膳立てのせいで、ライオンズは森監督時代だけでも、89年のリーグ優勝、94年の日本一とふたつのタイトルを失っていると信じています。最近でも、98年の横浜フィーバー、2000年の開幕からの<王長島シリーズ>構想、2002年の日本シリーズ、一昨年の新庄フィーバーなど思い出したくもありません。僕が天邪鬼なのでしょうか、シーズンの9割をトップで走っているチームよりも、一時の勢いだけで追いすがるチームに過剰に肩入れする風潮が大っ嫌いです。それでもセに比べればパは幸か不幸かマスコミの注目度が低いために<筋書き通り>のドラマは少ない(巨人阪神のような突出した<人気チーム>がないためにマスコミが安易に<弱小チームのミラクル快進撃>をあおり易い難点はありますけど)。

今年はライオンズファンとしては幸福なシーズンだけに、最後の最後になって(まぁライオンズの場合、CSで敗退する危険性は結構あるわけですが(><)、セ・リーグのいつもの巨人様茶番劇に巻き込まれる可能性が出てきたのかと思うとその喜びにも翳りが・・・・。早くも夕刊フジなんかがネガティブイメージ作戦を売ってきてるし・・・・(CS第1戦大宮開催でフロントと現場に亀裂なんて、一ヶ月も前のネタを今頃持ち出してきて)。


まぁこういうチームスポーツのファン心理なんて、絶対的に正しい意見などなく、各チームごとに自己中心的にならざるを得ないものなんでしょうが、正直一ライオンズファンとしては巨人さんは勘弁して欲しいです。いつになったらプロ野球というひとつの機構の一部としての自覚を持って維持発展を考えてくれるのかな・・・・。そんなに尊大にしていられる程の影響力は実質的にはもうないということを自覚していないのか気づかれたくないのか・・・・。