透明人間

XPまでは、PCは本当にただのハードウェア、という感じでその機能を特に掘り下げて使おうというような興味はなかったのですが、Vistaは視覚的な要素が多いので、結構画面表示関係で遊べます。

例えばVistaの特徴の一つである透明効果というのがありますが、これ、一見すると何てことのないこけおどしな機能にも思えますが、例えちょっとでも今開いているウィンドウの後ろで実行している別のウィンドウの様子がわかると、複数の作業を同時にしている場合(僕の場合PCを開いているときは大体そうですがw)、意外と便利です。同じようにエクスプローラー上に表示されているタブをポイントすると、小さなウィンドウが開いて現在の様子をプレビューしてくれるのもいいですね。

ただ、通常だと透明効果はタイトルバーぐらいにしか適応されないので、慣れてくると画面全体が透明になっていて欲しくなってしまいます。Vistaでもレジストリをいじればできるみたいですが、その辺は素人には手を出しにくいのでフリーソフトを導入してみました。多少デザイン的に違和感はありますが、やっぱり便利だ。


Vistaは見た目が派手になっただけだ、という批判のされ方もしますが、考えてみればインターフェイスのわかりやすさ、ビジュアリティってのは仕事の生産性・スタイルの形成にも寄与する訳で、それをより3次元的に、直感的に操作できるようにすることにリソースを注入することが無駄だというのはちょっと軽率な意見なのではないかと。そもそもWindowsが爆発的に売れたのも、それまでのコマンド入力主体の操作を、<ただ単に>ビジュアル的に提示し直した(パクリですが)というだけのことだったにも関わらず、ただそれだけのことがビジネスに多大な変化をもたらしたんですから。


個人的にはVista以降の変化は、昔からついていた様々な機能が、ようやく有機的につながりはじめている感じで、歓迎すべきことだと思います。