アル・パチーノは木村拓哉

・・・・なのかも知れない。立ち位置的に。

ちなみにワタシはアルパチは好きですが、キムタクは嫌いですw。


昨日HEAT(デ・ニーロと共演したやつ)を観てて思ったんですが、どうもアルパチ様は科白がイモっぽい。英語あんま分からない僕でも、ひとりだけ大げさなしゃべり方で周りから浮いてる感じがします。ツイン・ピークスデヴィッド・リンチみたい、って更にわからない方でたとえてすいませんw。

それまで自然な感じですらすらっと来てた流れが、アルパチのところで、何かあれっ、ってなる。一瞬タメがあるような感じ。そっからいきなり映画の流れとは隔絶したアルパチの独演会みたいな画面になって(1回1回の科白がまた長いのよ、実際は短い科白も多いんだろうけど)、それが終わると何事もなかったようにまた前の話の流れに戻る。何かアルパチが話す度にスカーフェイスの最後の大独演会のミニヴァージョンみたいなw。心なしかアルパチがしゃべってるときは共演者たちもちょっと困ったような表情で素に戻ってるような(^^;。デ・ニーロと差し向かいの場面がなくてよかったのか悪かったのかw。

こういう感じの役者って、日本でいったらキムタクなのかな、と。まぁ日本の場合結構勘違い(もとへ、大時代的?w)演技をするひとが多いので(竹中とか)別にその意味ではキムタクじゃなくていいんでしょうけど、評価の微妙さ、というか、けなすにけなしにくい立ち位置的にw。

後、共通点としては目に力があることですかね。空気読めない演技してるなぁ、やれやれ、と思っても、やっぱり存在感が他のうまいだけの役者とは違うんですよね。特に目が印象的。まぁキムタクは海外作に出てるとただのぱっとしないアジアのあんちゃんになっちゃいますんでアルパチとは格が違いますけど。

アルパチは富野のアニメに合いそうですね。嬉嬉として大独演会をしてくれそうです(その後撃墜)。そういうとこはキムタクとは違うな。ほっ。

ワタシはトミノやアルパチのそんなこまけえことはどうでもいいんだ的憎めないキャラが好きなのかもしれません。