Feel like home

どうも物心ついてからこの方、いたたまれなさいうか、部屋の壁や机にも親しみを覚えないどこにいってもここは僕の居場所ではない違和感ってやつを常に感じ続けてきたんですが、唯一それを意識せずにいられるのが部屋を暗くしてひとりで音楽に集中しているときだということに気付きました。

純粋な主体と客体のみが存在する空間とでもいいましょうか。って訳わかりませんね。雑念が入ってこない。本を読むとかものを書くのも自分にとっては結構特別な行為なんですけど、どうしても雑念が邪魔して厳粛な思いになるにはより労力を要します。

普段この環境から離れていると、何でたかが音楽を聴く装置にあんなに凝ってたんだろうか、という気分も正直湧かないでもなかったのですが、やっぱり普段のiPodじゃ音楽にこんなに厳粛な気持ちは湧いてこないですしね。何でもそれなりに追求してみないと詰まらないまんまなんだろうな、と思います。詰まらないのはのめりこめてないからなんだな、と。オーディオのセッティングで音が変わるなんて実感も久々です。

毎日10分か長くて30分ぐらいしか時間が取れないんですが、これくらいがだれてこなくて丁度いいのかも知れません。アパートに持って行っていつも傍に置きたいな、とちょっと思い始めてますが。危険ですね。