シチュー

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僕はきみにとっての過程にすぎない

どうしてだろう

ことばがことこととふきこぼれるようだ

あったかく煮え立てたシチュー
きみが混ぜ込んだのは忘れ薬?

いままでの僕は
きみを前にすると呑み込まれる前の鼠のよう

いまシチューはことことと煮零れて
僕を固まらせるきみの魔力も去ったみたい

ことばはことこと流れ落ちるのに
僕の中身はまるでからっぽみたいだ

僕はきみにとっての家庭になれなかった
どうしてだろう
ことこととポットの中からきこえていた
あたたかな泣き声が消えた





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最近趣味のようになっている女学生さん絵。それだけアップするのも何なので、昔書いた詩のようなものを付してみました。下らない詩ですが、読み返してみると結構かわいげがあるような・・・・。そのうち適当に知ってるコードだけで曲をつけて弾き語ってみてもいいかな~~~などと無謀なことも思っております(^^;。