チチ

*ご注意!一応今回成人向けの絵となっておりますので、ご覧になられたくないかたは下にスクロールされないようお薦めいたします。



人間をパーツで分けてそれぞれについて、これまでの人生で何人分を意識して見たことがありますか?と尋ねるとすると、ほぼすべてのひとにとって最多になるのは<顔>でしょう。

そして、多くの日本人男性にとってその次に多いのが<女性の乳房>ではないでしょうか。

それほど日本の男性社会において<チチ>への関心は高く、また情報も氾濫している。

しかも考えてみれば、おそらくほとんどのひとにとって、実際に間近で見たことのあるものより、圧倒的に写真や映像媒体などを通して見る機会が多いものでもあります。つまり顔とは違って、実生活においてはそれほど見るチャンス、いや、機会がない。

要するにセックスを連想させるものとして、社会的には半ば禁忌であるということです。


考えてみれば不思議なものです。チチは別に醜怪な様相を持っているわけでも、またそれ自体が直接的に性交に関係しているわけでもない。むしろまるまるふっくらやわらかく美しいものであります。自粛。チチは何にも悪くないのに、どうして執拗に隠され、また同じように熱狂的に追い求められるのか。

絵画においても同様であります。絵画に裸身像は欠かせぬ要素ですが、なぜか、<卑猥>と<芸術>で線引きをして扱われてしまう。その判断基準は<エロいか否か>だと思われますが、これまたどういうわけか、その判断は<チチ>の描き方によって左右されることも多いようであります。単純化していえば、その判断の大きなウェイトをしめるのはサイズによるものでしょう(なぜデッサン練習用ポーズ集のモデルは小ぶりなチチの方が多いかというと(以下略))。

しかし、チチが大きい方は別にエロくなろうとしてチチが大きくなったわけではないでしょうし、またそのサイズを変更することもまずできないのであります。ですので、チチのサイズで芸術でないと決め付けるのは如何なものかと思われまする。そもそもエロティックでないものに芸術的価値があるものなのかと 自己検閲。


以上、長々と演説してまいりました。そろそろページクリックしただけでは絵は見えないくらいのスペースはできたでしょうか。

それでは今回のお題、<ヌード>でございます。はい、いきますよ~~~。






イメージ 1


何か色々ごめんなさいな感じですがw。

いや、身体を描くのはやっぱり難しいです。結構手はここについてて、足は、関節は、腕の長さは、みたいな生半可な常識にとらわれて描いていると、ますますありえない人体になってしまいます。

純然たる想像で色んなポーズを描ける人たちは本当にスゴイ。あんなんどんだけデッサンしたら描けるようになるのかわかりません(^^;。