ぬらりひょん

サザビーズのオークションで村上隆のフィギュアに十ウン億の値がつくなんて話を訊くにつけ、つくづく今日にでも世界同時共産革命が起きてあの連中の資産を全部紙切れにしちゃえばいいのに、と思うトーレです。

ホント、分を超えた金はただの架空の概念。資産家の豚どもは阿部公房の小説に出てくるユープケッチャみたいな自己完結した宇宙に生きてるのに、何であんな奴らに踊らされて金融危機とか起きんといかんの?あいつらはお互いの排泄物を食べて充足してるんだから、あそこを廻ってるお金が世間に出てくることなんてないのに、逆にどんどん吸い取られてる。

ああいう奴らはぬらりひょんみたいなものなんですよね。何の裏づけもないのにずけずけ人ん家に入ってきて素知らぬ顔でひとを召し使う。皆んな何であんな奴にへいこらしないといけないのかと心中思っているのだけれど、自分だけが知らない理由があるのだろうと思って我慢してしまう。

あいつら、もっともらしい理屈さえつけば犬の糞にでもウン十億の値札つけて売り買いするでしょうよ。世にも珍しい妖怪なんだから博物館にでも入れとけばいいのに。