渡辺久信監督

退陣を匂わせている、ということですが。

今年はよかれと思って選択したことがすべて裏目に出てしまい、その上チームも相当疲弊する結果になってしまったので、この優勝争いの結果の敗北、というのは去年の4位なんかよりよほどチームにとってもダメージが大きいし、指揮する側も心が折れておかしくないなぁ、と思います。更に、グラウンド外でもあんな騒動があり、シーズン中盤からは監督の様子を見ている側としても痛ましい気持ちにもなりました。寧ろ、こんなシーズンでこの成績を残せたこと自体が凄いことだとは思うのですが・・・・。

こういう書き方はしたくありませんが、一将功成りて万骨枯る、というのがこの世界な訳です。それが一将功成らずして・・・・という結果ならもう誰ひとり得をしないわけで。渡辺監督を批判したい訳でなく、もうこれはこういう結果になってしまったこと自体がどうしようもない。伊東監督の2006年と同じ状況(もっと打撃は大きい)だと思います。

ここから先の展開として、1989年の森監督の敗北のように、これを更にチームを強くする肥やしにできる可能性だって勿論あるでしょうが、この結果で渡辺監督は留任したとしても、人事の権限は大幅に縮小され、思ったような采配も揮えない両手両足をもがれた状態にされる可能性は高いのではないかと(というよりも既にデーブコーチ解雇がその状況です)。それでも、球団側がきちんと考えて、2008年の黒江氏のようなお目付け役を連れて来るような積極的な大鉈であればまだ期待が持てるのですが、どうもそういう方向の積極性が最近の球団側からは感じられないんですよね・・・・。

僕個人としては、渡辺監督にはまだ先があるのですから、思い切って休んでもいい気します(懲罰という意味合いでなく)。それで、バファローズ岡田監督のように、他球団であっても、何年後かに現場に復帰した方が、監督本人にはいい結果になるのではないかと。


そして、ちょっと書きすぎでしょうが、東尾氏の復帰を見てみたいですね。実現性は低いと思いますが、年齢的にもタイミングとしてはこのタイミングしかないのでは・・・・。。本人もやる気を失っていないようですし、東尾氏ならその後渡辺監督復帰の目もあるのではないでしょうか。前回監督時はちょっと監督になるには早かったようにも思えますし。