ふあーーーーーーーーっっきゅう

聴く音楽聴く音楽どれもポップすぎて虫唾が走るようなことがありませんか?僕はよくあります。ふぁっっく!!!甘甘過ぎて反吐が出るわっっ!!市場にこびてんじゃねぇよクソ野郎がっっっって感じですよね?別に暗黒な気分なときじゃなくてもしょっちゅうですよ。秋のかぐわしい夕暮れに自転車を漕ぎながらふぁっきゅうですよ。

しかし、ポップ感というのは不思議なもので、どんなにハードコアなスタイルでも少しでもメロウでメロディアスな要素が入ってくるだけでポップな感じになって偽ものっぽく感じてしまう。それどころかもう、ライヴの煽りだけでね、台無しですよ、醒めてしまう。デスメタルとかも試しに聴いてみるんですが、ああいうのほど実はところどころでなぜか妙にメロディアスな間が入ったりするものが多いし、一歩間違えば聖鬼魔Ⅱとか筋少みたいなコミックにしか聴こえない・・・・。どんなに頑張ってもすぐに様式化、プロレス化してガチ感が感じられなくなってしまうようです。おうふるでっど。

別に、ひたすらBPM早くてキャッチーなリフとかオカズとか美声一切禁止でありさえすれば、とことんシリアス、ガチで本物の音楽であるなんて単純なものでないことはわかっているんです。しかし、ポップなもの=大衆、陳腐に飽き足らない連中が常にそっちの方向に向かって破壊力を求めてきたからこうして音楽は変態的進化を遂げてきたのも事実なわけで。変な方向に走って無音音楽とかベッドインとかまで産まれてきた。なのに未だに音楽はポップの魔の手から逃れられない。しっと。

音楽とはドラッグのようなものなのかも知れない。入り込めば入り込むほど、従来のものに飽き足らなくなり、もっともっとと身体が過激なものを求めてしまう。真の音楽愛好家やジャンキーとはそういうタナトス傾向と上手く付き合っていける人間なのかもしれないが。ふぁっきゅう。