2010年埼玉西武ライオンズドラフト3位 秋山翔吾外野手


レーザービームいいですな!!!

近年のライオンズに欠けていた肩のある外野手。かつては平野謙秋山幸二両外野手による、鉄壁、超強肩の外野守備が売りだっただけに、外野に飛べば一塁走者を簡単に三塁まで進ませてしまう現状に寂しさすら覚えていたので、久々の強肩を売りに出来る選手の加入に早くもわくわくしてしまいます。

打撃面もまだ荒削りなようですが、大学では四番を任されるだけに力はありそうですね。イメージとしてはまさに左の秋山幸二

ライオンズの外野陣は打撃のいい選手も多いので、レギュラー確定とはいかないでしょうが、キャンプ、オープン戦を通じて充分にアピールして、まずは常時一軍を勝ち取って欲しいところ。こういった選手がレギュラーに定着していれば、それだけでかなりピンチの生まれる頻度が減少するのではないでしょうか。ファイターズの外野陣のように簡単に塁を与えない、一つ前のベースで走者を止めることが出来れば大袈裟にいえばライオンズの野球自体が大きく変わるはずです。

更に、よしんば単独盗塁はそれほど期待できない場合も、一打で一塁からホームに生還できるような足を持っている選手が増えれば、得点への期待値も上がります。ここも以前は足のライオンズのイメージがあったのが、年々そういった期待のできる選手が減ってきて寂しく思っていた部分。

こういったかつてはライオンズの売りであったはずの長所。一人の選手の加入だけでもそれが甦る契機となり得るというのは、決して大袈裟な考え方ではないと思います。かつてはタイガースからドラゴンズに加入するや広いナゴヤドーム型の野球確立に貢献した関川浩一外野手、今季も5月までしか出場できなかったにも係わらず、マリーンズの野球のイメージを変えた荻野貴司外野手のような例もあります。

センス抜群の浅村内野手とともに、失われつつあったかつてのライオンズの良さを復活させうる人材を得たのではないでしょうか。決して期待が大きすぎるとは思いません。