使わなくなったもの

初めて買ったパソコンはWindows95が乗っていた。今では考えられないことだが、一度もネットに繋げず4年以上使っていた。NEC製パソコンで、はじめから沢山ソフトが入っていたが、使ったのはWordくらいだった。CD-Rすらついていなかったが、何の不満もなくゲームばっかりやっていた。

当時ネットといえば学校で使うものだった。当然Windowsマシンではブラウザはインターネットエクスプローラーを何の疑問もなく使っていたが、Macのマシンではネットスケープが標準だった。

検索エンジンはYahoo、google、Exite、goo、infoseekなどが標準でブックマークされていて、結果が違うので全部で試してみていた記憶がある。当時は翻訳ソフトの使いやすさで結構Exiteを重宝していた記憶がある。単純な検索結果ではYahooがよかったかな。当時頻繁に見ていたサイト様に久々にいってみたらコンテンツがリンク切ればかりになっていてちょっとショック。時々投稿したこともある掲示板も消えていた。

音楽プレイヤーのReal Playerは当時なぜかどのパソコンにもWindows Media Playerと一緒にマイクロソフト純正ソフトのように入っていた覚えがある。当時はReal Playerのほうがインターフェイスがシンプルな上軽くて使いやすかったので、普通にファイルを開こうとすると勝手にMedia Playerで開くのを忌々しく思っていたなぁ。パソコン環境を新調していく中で、その存在すらほとんど忘れていたが、動画保存機能が使いやすいので最近また僕の中での定番ソフトになっている。

フロッピーディスクなんてのはこの手の思い出話では定番すぎて面白くもないが、当時はせっせとネット上の辞典なんかを落としてきてフロッピー20枚とか30枚に入れていた。いちいち読み込みが遅いわフリーズしまくるわで、CD-Rが使えるようになったときは段違いの快適さに感動したものだ。

えらい古い話に終始してしまったが、これから先使わなくなるもの、となると世間では、「パソコンだよ」というオチになるのだろうが、僕の場合普段の環境から、パソコンと無縁の生活というのは当分訪れそうにない。他のデバイスは小型化したものに代替できても、所詮、人間が最上流の入力装置であることが変わらない以上、キーボードだけはよっぽど画期的な代替物が出てこない限り今のサイズより小さくはできないのだから。