quasimode "Straight to the Land of Freedom "


日本のJAZZって何かスタイルに共通性がある・・・。えらく音が健康的というかJ-POP的。ブルージーさはない。演歌の国なのにポップス寄りというのは、興味深いな。

深刻さ、というのは外来の概念なのかもしれない。日本人は元来軽妙さ、洒脱さを愛する性質を持っている。ラテン系のコントラストの際立つ陽気さ、というのとは違う、平明な軽さ。これもまた捨てたものではない。

T-SQUAREなんかはフュージョンだけでなく日本のJAZZを象徴する存在かもしれない。あの翳のなさというのは、どうにも日本的だ。考えてみれば演歌にしたって妙にブライトだ。情念のどろどろさのない上っ面さ、これが実は日本という世界の本質だったのではないか。浮世絵にしてからそうだ。