ブルーズって

 面白いですね。凄く単純な展開しかないのですが、日本語で適当につくっても結構簡単に韻を踏んだ歌詞ができます。

 俺はフリーター
 時給は700円
 飯も食えねえ
 
 お前は逃げた
 部屋の明かり消え
 今は声も出ねえ
 
 だけど愛してるのは俺
 俺一人だけ
 お前忘れやしねえ
 俺はフリーター

 即興でつくった「フリーター・ブルーズ」ですw。適当に口ずさみながらつくった方がもっとうまくいきそうです。

 多分、人間には乗りやすいリズムというのが何種類かあって、日本でいう5・7・5調のように、その
調子に乗ったらなぜか自然と言葉が出てくるのでしょう。ブルーズ調というのは、中でも一番色んな言葉に共通に乗りやすいリズムなのかも知れません。



本日のBGM

くるり『The World is Mine』

 このアルバムは「World End's Supernova」に尽きると思います。何かエレクトリカのような印象があるこのアルバムですが、他の代表曲は結構アコースティックだったりして、実はこの一曲だけで印象を強めてるような気もします。ダンス系のアルバムとして考えれば、前作『TEAM ROCK』の方が実質的にはよりその要素が強いです。

 「World End's Supernova」は、単調な循環ループのリズムが麻薬的な効果をもたらす、完璧なダンスナンバーのひとつといっていいと思います。わびさびが好きな日本では、生まれにくいタイプの曲ではないでしょうか。

 日本では、歌は町中に溢れてるのにダンスというと何か特別なところに行かないと出来ない感じがするのは、歌も踊らせるためにあるもの、という意識がどういうわけか希薄になってしまっているからなのかもしれません。