これでいいのか

 家のシステムで聴いていて、いいなあ、と思うのは、マドンナの「Ray of Light」みたいなエレクトロ

ニカ・アンビエント系や80年代のハイファイサウンド。つまり悪くいえばつくられた音です。各音の位置

づけがきちっと計算されたコンピューターでつくったみたいな音は非常にふわりと包み込みこむようなき

れいな鳴り方をしてくれます。


 ですが反対に、ライヴ的な勢いを重視したような録音では、なんとなく違うぞ、と思うことも多いで

す。おすまししてる感じになってしまうかなあ、という気もするのです。


 なんとなーく、環境音楽系に合ったシステムになっているような。というか、僕自身がそういうあんま

り刺激的でない音を求めてるような感じがします。


 それは困る!何といっても僕は自称ロックの魂を持つ男です(笑)。癒しを求めていてどうする。


 まあ爆音ならロックだぜ、なんて暴走族みたいなイメージではありませんが。もう少し熱が欲しいです

ね。目指してるのはMuddy Watersの「Mannish Boy」のハープとドラムがずんずん暑苦しく迫ってくるよ

うな推進力なんですが。今の方向性は真逆ではなかと?と自分を問い詰めたい(笑)。