アナログはよいものだ

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 今日は久々にアナログ三昧。


 新しく導入したプリメインアンプSAT Amplifixはフォノイコライザーが内蔵でないので、YAMAHAのCA-1

000 Ⅱをプリアンプ、Amplifixをパワーアンプ動作で繋げて使っています。YAMAHAのみで使っていた時よ

りも、こころなしか音が力強くなったような気がします。出力20W×20WのYAMAHAに対して、115W×115Wも

出るのが関係しているのでしょうか。ただ、なぜかプリ側のヴォリウムをかなり上げないと音量が出ませ

ん。僕は1時か2時くらいで聴いてます。


 アナログを聴いていて気持ちいいのが、トライアングルやベル、シンバルなんかの高音です。<レコー

ド>というと高音が明らかに圧縮されて潰れた高音が特徴というか味を出しているようなイメージを持っ

ていました。実際アナログ盤は15kHzで高音域をカットしているという説明がよく見られますが、実は元

理上はどんなに高い音でも録音できるのだそうです(ただし非常にコストがかかるそうです)。僕もこの

記事を書くために調べていて初めて知りましたが。


 日頃、ライヴなんかはあんまり行けないので、ドラムの低音とかはいいのか悪いのか聴きわける自信が

あんまりないのですが(涙)、こういう金管楽器系の音はよく聴くことができる環境なので、最近ちょっ

と敏感になってきた気がします(自信過剰)。


 さて、アナログ盤のいいところは更に、結構安値で掘り出し物が見つかることがあること(笑)。今回

もおっ、という感じのものに出会いました。James Newton "Luella"というLPです。1984年発表のものら

しいのですが、どんなミュージシャンなのかさっぱりわかりません。最近自分の曲を無断でサンプリング

されたとThe Beastie Boysを訴えたらしい。んで、大学教授もしているそうな。


 この間、いつも利用している駅構内で中古レコード屋がスペースを借りて特売セールをしていたときに

入手しました。購入価格は¥200か¥300。なんかJAZZのアナログ盤欲しいなーと思ってたのと、安かった

のとで安易に決めました。


 このJames Newtonというひとはフルートプレイヤーで、このアルバムでは他にもヴァイオリンとかチェ

ロも入っていて、ギターやサックス、トランペットはいません(フルート、ヴァイオリン2人、チェロ、

ヴィブラフォン、ピアノ、ベース、ドラムの編成)。現在のJAZZではこういう構成はあんまり一般的じゃ

ないんじゃないかと思うんですが(というかフルートメインなんてのが珍しいのでは?)、見事にフィッ

トしてます。熱くフルート吹き鳴らしてたりチェロがサックスみたいな使われ方してたりで面白いです

(笑)。James Newtonはクラシックのミュージシャンでもあるようで、このアルバムも単純なJAZZという

より、現代音楽的な感じもあり、結構幅広い傾向の曲が収録されてます。個人的にはビーバップ~フリー

ジャズっぽいA面二曲目のMr. Dolphyという曲が気に入りました。この買い物は当たりでしたね。