トールボーイになりたいな

 トールボーイスピーカーが欲しいのです。

 久方振りの<オーディオ>記事更新です。こういうのを書いてたことも忘れてましたよ(嘘)。

 うちの部屋はエアコンがないので現在はアンプの熱で灼熱地獄状態です(TT)。意地で音楽は聴いてますが、頭がボ~っとして、お金のかからない調整!とかもまったくやる気にならない日々なのでした。

 そういう訳で記事になるようなこともなく、1ヶ月ほどが過ぎましたが、実は僕の頭の中では着々と?次の買い物のターゲットが絞られていたのです。

 狙いはトールボーイスピーカー、それも後々遊べるトライワイヤリングとかできる奴がいいな、相棒!ということで、候補も大分絞れてきました。

 といっても最近は清貧なw生活を送っていたので、オーディオショップさんに立ち寄ることもなく、ほとんどはネットでの想像試聴のみで音は未聴のものばかり。

 そんな中、よく行っていたオーディオショップさんのHPに、気になるスピーカーの展示品処分の情報が出ていたので、昨夜久しぶりに行ってみました。

 お目当てのスピーカーは聴けなかったのですが、これも気になっていたKEFのiQ9というスピーカーがホームシアターの視聴室にあることを発見。しかもネットなどでは確認できていなかったのですが、スピーカー端子はトライワイヤリング対応ではないですか。

 しかし、愛しのiQ9は5.1チャンネルのリアの座に甘んじており(TT)、2chでも聴けるメインのスピーカーは同じKEFの上位のスピーカー、REFERENCE MODEL203というお高い奴です。ただ、同じメーカーで、こいつもスピーカー端子がトライワイヤ対応で、AVアンプに接続されているとはいえトライアンプ構成でセッティングしてあったので、その効果に対する興味もあって聴かせて貰いました。はじめに聴いたのはDIANA KRALL”LIVE IN PARIS”の1曲目‘I Love Being Here With You‘。

 普段聴くときは結構おしゃれめかした演奏に聴こえる曲なのですが、このセッティングで大音量で聴くと、凄まじい爆走パフォーマンス、もう八方破れのやけくそみたいな迫力です。ベースがブンブン唸り、ピアノは目にも止まらぬ速さで連弾、ドラムは疾走するよう、ヴォーカルも声を限りに息せき切ってクァルテットをリードします。テンポも普段聴くより数段上がってパンクっぽいまでにw。

 その後色々聴いてみた感じでは、普段僕が聴いてるぐらいの音量でも低音の充実感が充分感じられました。逆に、低域の強さがヴォーカルのある中高域を濁しているような感じでさえありましたが、それも定価300万以上とかいうお化けのようなホーンスピーカーAVANGARDE ACOUSTIC DUOというやつの澄み切ったホーンの中高域と比べてのこと。勢い重視ならKEFの方が好きな人も多いのではないでしょうか。

 そのライヴのような迫力に圧倒されたREFERENCE MODEL203ですが、結論から言ってこのスピーカーを買うことはないでしょう。

 そんなお金はない、という根本的な問題(TT)以前に、僕の部屋は6畳か8畳しかなく、しかも防音もしっかりしていません。そんな部屋で今回聴いた音量で鳴らしたとしても、低音がグルグル回って大騒音になるだけでしょうし、小さな部屋で小さな音量だけで使うならこのスピーカーの魅力をまったく引き出すことはできないと思われます。

 僕の部屋で鳴らせるのは、どう頑張ってもiQ9かその下の機種のiQ7ぐらいまでだと思われます。トールボーイといえど、中~小音量での再生力と鳴らしやすさが必要でしょう。そうなると、iQシリーズのような定価15万から20万くらいの価格帯のものから選ぶのが一番現実的で、条件を満たしたものが多いのではないでしょうか。

 と、いうわけで、近々また何とかiQ9を聴かせてもらいにいって来ようと思います。

 他にも気になるスピーカーがあるけど、初心者な僕には今のところ色々遊べそうなiQ9が音も聴いてないのに第一候補ですw。

 でも、ネットでの<ボワボワとした低音>、<伸びない高音>とかいうマイナス評価を見ると、確かにそうかも、と簡単に揺れてしまうわたし・・・。

 いいのかこれで。