空間表現とは誤魔化しか

 中低域側をロ○ゼンさんのエントリーケーブルに交換したまま聴いています。散々不満書いたのになんでさっさと外さないかというと、メンドイから、ではなく(^^;、気になる部分があるからです。

 このケーブルを使うと、WEの安いケーブルに比べ、中域の奥行き感というか空間表現が出てくるのですが、低域がややボヤけた印象になってしまいます。逆に、WEの安いケーブルや赤黒ケーブルなんかだと、滲みはありませんがやや単調で平板な音になりがちです。

 それではどちらがより精確な信号の伝達を行っているかというと、これは多分赤黒ケーブルの方なのではないか、と。ロ○ゼンさんは、わざと信号伝達を阻害して音をぼやかして、あたかも空間が広がったかのように聴こえる効果を狙っているのではないか、と思うわけです。一種の錯覚、というか錯聴?を利用しているんじゃないでしょうか。

 そこを確かめたくて聴き続けています。

 何十万もするハイエンドケーブルというのは、その誤魔化しがより高度なもの、ということになるのでしょうか。試してみたことがないのでわかりませんが、人間の認知力との化かし合いみたいな感じなのかと思うと、興味深いですね。