チャームド 魔女三姉妹

 このドラマ、見かけはB級アイドルドラマなんですが、脚本がかなり優秀だと思います。アメリカのドラマは基本的に人気があればいつまでも続くし、契約更新ができなければ主要キャラでも容赦なく去っていきますし、視聴率が低下すれば尻切れトンボでも終了するし、なかなかシリーズとしてのクォリティを維持することが難しいようですが(まあ、想定外のハプニングが多い分、予定調和でない面白さもありますが)、チャームドは第3シーズンをもっての主役級だったシャナン・ドハーティの降板の痛手を乗り切り、その後第8シーズンまで続いたようです。それも、アリッサ・ミラノなどの出演者の人気よりも、お話で引っ張っていける力量をスタッフが持っていたからでしょう。

 日本では現在のところ第4シーズンまでしか紹介されていませんが、個人的にはまあ、この辺まででいいかなぁ、とも思います。上で書いたことと矛盾するようですがw。だってコールとフィービーの顛末が納得いかん・・・・・・、アリッサ・ミラノあんま好かんし、・・・・・・ブツクサ。

 閑話休題

 このドラマの、確か第1シーズンのラストエピソードで、シャナン・ドハーティ演じるプルーの恋人が死ぬのですが、このエピソードが実は『ジョジョの奇妙な冒険』第4部のラストの展開とそっくり(最後の敵、吉良吉影の能力のひとつ、アナザワン・バイツァ・ダストの、時間が戻っても起きたことは運命として変わらないという設定)。最初はいただきまくりの荒木飛呂彦のことだから、これも『チャームド』からのいただきか?と思ったのですが、よく調べてみると、『チャームド』の放送開始年は1998年。『ジョジョ』の第4部は確か1994年か1995年には終わっています(ウロ覚え)。

 海を越えてパクられた!?

 まあ、考えてみればありがちな設定なんですけどね~w。でも、確か、展開までかなり似てたような。

 まあ真実は謎ですがw、お話の作りとして、緻密な構成のようでいて毎回かなり力業なところwや、大きなうねりのあるドラマなのに各話にきちんと毎回テーマである魔法に関する新しいアイデァが盛り込まれていたり、『ジョジョの奇妙な冒険』と通じるものがあり、ジョジョ好きのひとには結構お薦めのドラマだと思います。