粋とか、通とか、イケてるとか拘りの、とか・・・・

そういった評価を得たい欲求が人間と社会を動かしてるという見方もできますね。

ヒップとかクールだとかを一緒くたにしてしまうとちょっとずれてきますが。マスな流行を追いかけるのとわかるひとにだけわかって欲しいというマニアックな世界は五十歩百歩といえばそうですが、マニアックは、マスへの反発がそっちに向かう動機にもなり得るので、相容れないものであるともいえる。無論そういった見栄ではなく、どうしてもマニアックなものにしか興味を持てないという場合だって大いにあるわけです。そっちが正当だろうという認識で進めたい。

孔雀や象や熱帯魚だって見栄張ると考えられていますから、無意味そうで結構これは生存の上では意味のある欲求なのではないか。結局、個では生き抜けないために、ある価値観を共有する集合体に認められ、参入するための手段という意味では。

しかし、完全なる自己満足、他から見れば無駄なこだわりと化する場合も往々にしてあるわけで、単なる生存のための計算を逸脱して暴走、過剰化しやすい、こういった性向を持っている辺りが、生物の可愛げでもある気がします。種の保存、自己の生存のためだけに邁進するだけなら、何かロボットみたいだもんね。まぁ自己満足というのも、生命の多様性を留保するためのミトコンドリアさんの戦略から生まれるものかもしれませんけど。

決して今のご時勢若いモンはこだわりがねぇ、とか与太るつもりはないですが、一見無駄なものに対して風当りが強くなってると感じるのも確かで、その辺、本当のところは社会、経済が自分で自分の首を締めてるっていう見方もできないでもないんじゃないの?っていう気も。

結局なにかというと、新しいパソコン買うことを自分に正当化したいだけなんですけど(笑)。しかしデスクトップパソコン買ったところで実はそんなにパソコンの性能を要求するようなことをやりたいわけでもないしな~~~。ガジェット萌えはあんまり好きじゃないのにそっちになっちゃう気もする・・・・。